JRで飛騨地方を旅行しようとすると気になるのが交通費。正規料金で行くと往復11,880円。
そこからさらに移動するととんでもない運賃になってしまいます。
「飛騨エリアフリーきっぷ」は、飛騨地方をお得に移動できるフリーきっぷです。
このきっぷの有効期間、お値段、購入場所の他に公式サイトでは書けない、「どれだけお得か」、「どのコースを選んだらいいのか」などを、この記事で詳しく解説します。
- この記事でわかること
- ・どれだけお得になるのか
・きっぷについてくるバス券とお食事券のどちらがお得か
・飛騨エリアを満喫!1泊2日モデルコース
・じゃらんの観光クーポンと合わせ技でさらにお得
交通費を気にすることなく、飛騨の魅力を満喫しましょう!
飛騨エリアフリーきっぷとは
「飛騨エリアフリーきっぷ」は名古屋・岐阜・大垣から飛騨高山地方に行くときに使えるお得なきっぷです。
- 特急「ひだ」号指定席で、発駅から飛騨地区まで往復することができる。
- JRの飛騨金山から飛騨古川までのフリー区間では、特急自由席、快速、普通に乗って、好きなだけ乗ったり降りたりすることができる。
- 濃飛バス引換券またはお食事券という超お得なおまけがついている。
きっぷは3枚からなっています。
- 行きの乗車券・指定席特急券
- 帰りの乗車券・指定席特急券+フリー区間内の乗り放題券
- 濃飛バス引換券またはお食事券
フリー区間内の乗り放題券と帰りの乗車券・指定席特急券は1枚の券になっています。
- 豆知識
- きっぷに名古屋(市内)と書いてあったら、名古屋駅からだけでなく、名古屋市内なら加算料金なしで乗れます。JR大曽根駅やJR金山駅から乗っても、名古屋駅までの料金はかかりません。
ただし、名古屋駅で改札の外に出られません。
飛騨エリアフリーきっぷの有効期間
3日間です
4月27日~5月6日、8月10日~8月19日、12月28日~翌年1月6日は利用できません。
※ 有効期間中に利用できない期間にまたがる場合であっても、有効期間の延長は行われません。
私は12月27日からのきっぷを買ってしまい、28日は使えないことに気づいて払い戻ししたことがあります。涙
きっぷは利用できない期間が含まれていても購入することができてしまいます。これは、日帰りで利用する場合でもコストパフォーマンスが良いため、日帰りのお客様の利便性を考慮しているからです。
飛騨エリアフリーきっぷの値段
値段 | |
名古屋または岐阜 | 12,370円 |
大垣 | 12,780円 |
飛騨エリアフリーきっぷはどこで買えるの?
東海道本線(二川~近江長岡間)、飯田線、武豊線、高山本線(長森~飛騨古川間)、中央本線(金山~木曽福島間)、太多線、関西本線(八田~亀山間)、紀勢本線(下庄~多気間)、名松線及び参宮線の<「きっぷうりば」がある駅及び、サポートつき指定席券売機設置駅>
JR西日本インターネット予約サービス(「e5489」)
上記の各駅周辺の主な旅行会社の支店・営業所
自販機で買う場合は指定席券売機をさがしてね。
飛騨エリアフリーきっぷはいくらお得になる?お得度を表にまとめました
飛騨エリアフリーきっぷを使わない料金と比べてみましょう。飛騨エリアフリーきっぷは12,370円です。
行先 | 名古屋⇔高山 特急指定席 | 白川郷往復 | ロープウエイ駅まで往復 | 食べ歩き | 合計 | お得度 |
高山単純往復 | 11,880円 | ー | ー | ー | ー | △490 |
白川郷 | 11,880円 | 5,000円 | ー | ー | 16,880円 | 4,510円 |
ロープウェイ | 11,880円 | ー | 4,400円 | ー | 16,280円 | 3,910円 |
高山観光 | 11,880円 | ー | ー | 2,500円 | 14,380円 | 2,010円 |
飛騨古川 | 11,880円 | ー | ー | 店舗による 1,500円~ | 13,380円 ~ | 1,010円 ~ |
※飛騨古川:高山からの往復バス乗車券(高山~飛騨古川間)+飛騨古川まつり会館、飛騨の匠文化館の入場券+「おやつクーポン」+「喫茶クーポン」
※上記の他に下呂でスイーツ2種類のクーポンもあります。
飛騨エリアフリーきっぷの損益分岐点は高山駅往復+おまけ部分を500円以上使うです。
すぐに元が取れるから使わないと損ですね。
飛騨エリアフリーきっぷどれがおすすめ?バス券?お食事券?
はじめて飛騨エリアフリーきっぷを使うときはどんなコースにしようか迷いますよね。
高山駅単純往復ではお得になっていません。どんなコースを使うかでお得度が変わります。
飛騨エリアフリーきっぷは濃飛バス引換券のコースがお得
お得さで言うと濃飛バス引換券のコースです。
高山駅隣接の濃飛バス高山バスセンターで、下ののどちらか1つの乗車券と引き換えられます。
- 白川郷線バス往復乗車券(予約制バスを除く)
- 高山&新穂高フリー乗車券(平湯・新穂高線が乗降自由)
白川郷線バス往復乗車券が5,000円分するので一番お得です。
高山&新穂高フリー乗車券(平湯・新穂高線が乗降自由)は、4,400円。
値段だけで言うと白川郷に行くコースを選択するのが一番コストパフォーマンスがいいです。
今回は「高山&新穂高フリー乗車券」に引き換えました。
お食事券利用!高山観光だけでも元が取れる
高山観光だけではお得にならないのかしら?
高山観光だけの場合はお得なのでしょうか?
バス券をもらうのがお値段的に有利ですが、高山のお食事券だけでも十分元が取れます。
お食事券(高山の食べ歩き)を選ぶと、定価2,500円の「飛騨高山七物語すぺしゃる食ぅぽん」をもらうことができます。
このクーポンは市の「おでかけ支援事業」を活用しているので、定価以上のお得さがあります。
高山往復(特急ひだ)の値段が定価11,880円。飛騨エリアフリーきっぷの値段が12,370円なので、高山の食べ歩きクーポンを490円以上使えば元が取れたことになります。
飛騨高山七物語すぺしゃる食ぅぽんとは?
Ⓐ飛騨高山を代表するブランド牛”飛騨牛”を食べる(飛騨牛トロさしにぎり1貫と交換など)
Ⓑ食後にほっと一息する(ラテアート1杯と交換など)
Ⓒスイーツを楽しむ(わらびもち(日本茶付)と交換など)
Ⓓ地酒の試飲など(日本酒飲み比べコインと交換など)
Ⓔ作って、学んで(飛騨の里など)
Ⓕ旅の最後に(高山濃飛バスセンター売店全品5%OFF)
※割引除外品:酒類・値引商品
Ⓖ高山市内の移動に便利「匠バス・まちなみバス・さるぼぼバス」(1回乗車券5枚)
飛騨古川食事券もあります
お食事券コースは、飛騨古川も選べます。
高山からの往復バス券付きで飛騨古川観光が楽しめます。まだ飛騨古川に行ってみたことがない方は1度お越しになってみてはいかがでしょう。
2~3時間くらいの観光がおすすめです。
【飛騨古川】ご当地スイーツ!喫茶店!文化を満喫!(高山からの往復バス付)
【飛騨古川】ご当地スイーツ!喫茶店!文化を満喫!
【体験に含まれるもの】
①高山~古川駅前間往復バス乗車券
②飛騨古川まつり会館・飛騨の匠文化館入館券
③おやつクーポン(3つのうちいずれか1つ引換え)
大久保製菓舗:選べるスイーツ
岡田屋:みだらし団子3本もしくは五平餅1本
④喫茶クーポン(3つのうちいずれか1店舗で利用可能)
FabCafeHida:ドリップコーヒーもしくはクロモジ茶
壱之町珈琲店:ドリンク数種類から選択
味処古川:コーヒー(詳細は現地にてご確認ください。)
・クーポン参画店舗が休業・時短の場合があります。
飛騨エリアフリーきっぷのデメリット
デメリットは高速バスに比べるとお値段が高いことです。
高速バスは片道2,400円~3,400円なのでお値段重視の場合は高速バスも候補になります。
名古屋⇔高山高速バス(楽天トラベル公式)
新穂高ロープウエイまで行こうとすると4,400円かかり差がなくなりますので飛騨エリアフリーきっぷがおすすめです。
高山&新穂高2日間フリー乗車券 | 濃飛バス (linktivity.io)
飛騨エリアフリーきっぷ1泊2日モデルコース!高山&新穂高フリー乗車券選択
- この旅のポイント
- 新穂高ロープウエイと奥飛騨温泉郷「福地温泉」、高山散策を楽しむ
飛騨エリアフリーきっぷは自由度の高い切符なのでいろいろなコースが考えられます。
3日間有効のきっぷですが、あえて1泊2日で組んでみました。このモデルコースを基にしてお好みの旅程をプラスして楽しんでくださいね。
このコースで1人3,910円お得になっています。
- 7:431日目:名古屋駅
特急ひだ指定席
- 10:16高山駅
- 高山散策(昼食)
- 13:40高山駅濃飛バスセンター
濃飛バス
- 14:51福地ゆりみ坂
- 福地温泉(宿泊)
- 2日目:福地温泉朝市
- 10:51福地ゆりみ坂
濃飛バス
- 11:16新穂高ロープウエイ駅
- (昼食)
- 13:46新穂高ロープウエイ駅
濃飛バス
- 15:31高山駅濃飛バスセンター
お土産購入
- 16:33高山駅
特急ひだ指定席
- 19:06名古屋
もう1泊するときは下の行先を追加するのがおすすめです。
- 飛騨古川(フリー区間)
- 上高地(平湯温泉から+2,090円で往復)
2泊3日で+飛騨古川や上高地も回った旅行記はこちら
【飛騨エリアフリーきっぷ】奥飛騨上高地周遊!2泊3日モデルプラン (pikufire.com)
飛騨エリアフリーきっぷ:まとめ
この記事では、飛騨地方の移動をお得に楽しめる「飛騨エリアフリーきっぷ」について、その有効期間、値段、購入場所、お得になる程度、そしてバス券とお食事券のどちらがお得かという、旅行計画時に知っておくべき重要情報について詳しく解説しました。
飛騨の美しい風景を電車で移動しながら、バスに乗ったり、地元の美味しい食事を堪能したりできる「飛騨エリアフリーきっぷ」
コストを抑えつつ旅行を満喫したいと考える皆さんにとって、非常に魅力的な選択肢です。
是非、このきっぷを活用して、飛騨地方の魅力を最大限に楽しんでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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飛騨エリアフリーきっぷ よくある質問
- Q「飛騨エリアフリーきっぷ」とは何ですか?
- A
「飛騨エリアフリーきっぷ」は、発駅から飛騨地区との往復に特急「ひだ」号の普通車指定席が利用できる切符です。JR線フリー区間内(飛騨金山~飛騨古川間)では特急列車および快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由です。
- Q飛騨エリアフリーきっぷは当日も買えますか?
- A
当日も買えます。
- Q帰りの指定も購入時にしなければいけませんか?
- A
帰りの指定は購入時にしなくても大丈夫です。
- Q飛騨エリアフリーきっぷの値段が知りたい。
- A
値段 名古屋または岐阜 12,370円 大垣 12,780円 名古屋または岐阜発12,370円、大垣発12,780円です。
- Q発売条件はありますか?
- A
往路の特急「ひだ」号の普通車指定席が予約可能な場合に限ります。希望した列車が満席の場合は、普通車自由席に乗車できます。
- Q利用期間に制限はありますか?
- A
通年利用可能ですが、4月27日~5月6日、8月10日~8月19日、12月28日~翌年1月6日は利用できません。
- Q有効期間はどのくらいですか?
- A
有効期間は3日間です。有効期間中に利用できない期間にまたがる場合でも、期間の延長はありません。
- Q払い戻しは可能ですか?
- A
駅及び旅行会社で購入したきっぷは発売箇所で、または「e5489」で購入したきっぷは発売箇所及び東海道新幹線の各駅で払い戻し可能です。払い戻し手数料がかかります。